“有限”とアイドルオタクの宿命


 “有限“という言葉を聞いて、読者は何を考えるだろうか。有限会社、時間やお金は有限…きっとこのようなことが浮かぶ人が多いと思う。また、筆者と同様に大学で数学を学んだ人であれば、有限集合や有限群、有限次元ベクトル空間などが思いつくだろう。数学的に「有限である」というのは扱いやすい性質であるので、数学を学んでいれば嬉しく思う人が多いと思う。
 一方で、アイドルの“オタク“にとってはどうだろうか。最近では男性アイドルグループは、解散やメンバーの脱退を多く目にするようになった。また女性アイドルグループは、メンバーが卒業するのが一般的になりつつある。つまり、アイドルとしての“推しメン“を応援できる時間は有限なのかもしれない。これはオタクにとっては1つの宿命である。筆者も実際、櫻坂46が好きであり、菅井友香さんを推している。最近彼女は、月曜日にパーソナリティーを務めているラジオ「レコメン!」を9月一杯で卒業することを発表した。筆者はこのことを知った際、グループを卒業する際もこのように突然発表されるのかと考えてしまった。またSNSでは、グループ卒業に向けての身辺整理ではないかと憶測している人もおり、彼女がいずれはグループを卒業するという現実が生々しく襲いかかり不安になった。この出来事から筆者は、“アイドルオタクとしての宿命“を痛感した。
 しかし、彼女がアイドルでいる時間が有限であるからこそ、その時間を後悔のないよう目いっぱい好きを伝えて応援し、ラジオやレギュラー番組といったトーク、ダンスや歌といったパフォーマンスを存分に楽しませてもらおうと思った。そうして彼女がグループを卒業する際には、「今まで頑張ってくれて、楽しませてくれてありがとう。これからも応援しているからよろしくね。」と思えるようにしたい。
 読者の中にはアイドルのみならず、歌い手や声優、俳優や女優などを推している人もいるかもしれない。しかし、アイドル以外を推している人も同様に、限られた時間を後悔のないよう、推しに目いっぱいの好きを伝えて、存分に楽しませてもらってほしいと思う。
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